1回戦は消滅の可能性大。意義が問われる2ステージ制
図を見ながらこの説明文を読めば、ある程度理解できるが、はっきり言って「スッと頭に入ってこない」。
では、分かりやすく昨季の成績を今季のレギュレーションに当てはめてみよう。
昨季終了後のトップ3は次のとおり。1位:G大阪、2位:浦和、3位:鹿島
前半戦第1節~17節の首位は…。1位:浦和(年間勝ち点62)*
後半戦第18節~34節の首位は…。1位:G大阪(年間勝ち点63)*
(*は重複チーム)
つまり、昨季の結果となるとチャンピオンシップ1回戦が行われず、浦和と鹿島による準決勝からスタート。勝利チームがG大阪と決勝を戦うということになる。
では、それ以前の結果ではどうなのだろうか。2013年から5シーズンの結果を集計した。(2011年は東日本大震災の影響で日程が大幅にずれ込んだため除外とした)
2013年 全日程終了時のトップ3 1位:広島、2位:横浜FM、3位:川崎F
第1節~第17節までの首位 1位:広島(年間勝ち点63)*
第17節~第34節の首位 1位:新潟(年間勝ち点55、最終順位7位)
前半戦では13位と苦しんだものの、後半戦に快進撃を見せた新潟がチャンピオンシップに進出。
2012年 全日程終了時のトップ3 1位:広島、2位:仙台、3位:浦和
第1節~第17節までの首位 1位:仙台(年間勝ち点57)*
第17節~第34節の首位 1位:広島(年間勝ち点64)*
この結果、チャンピオンシップに進出するのは広島、仙台、浦和となる。2014年と同様に1回戦は行われない、2ステージ制の意義が問われる結果となった。
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