Jリーグが発表した新レギュレーション
2004年、岡田武史監督の下で横浜F・マリノスが浦和レッズをPK戦の末に下して連覇を達成したチャンピオンシップ。翌2005年以降は1ステージ制へとシフトしたことで廃止となったが、2015年の今シーズン、再び開催されることは周知の通りだ。
世界的にも1ステージでチャンピオンを決める戦いが主流なだけに、時代の流れとは逆行するこの変革に反発する声は多く、今でも受け止めきれないサッカーファンも多いことは当然といえる。
しかし、決まってしまったからには楽しまなければ損だ。サポーターが楽しんでこそ、選手やチームはすべての力を出し切って戦える。
とはいえ、新たな2ステージ制のレギュレーションを完璧に理解しているだろうか?
まずは、Jリーグが発表したレギュレーションの説明を見てみよう。
〔チャンピオンシップ1回戦(仮称)、準決勝(仮称)〕
各ステージの1位チームおよび年間勝点2位、3位チーム(合計4チーム)による、ノックアウト方式のトーナメント戦(1回戦制)。
・1stステージ1位または2ndステージ1位のうち、年間勝点が上位のチームと年間勝点3位チーム、1stステージ1位または2ndステージ1位のうち、年間勝点が下位のチームと年間勝点2位チームによる1回戦を行い、1回戦の勝利チームが準決勝に進出し、準決勝の勝利チームが決勝に進出する。
・年間勝点1位チームと、各ステージの1位チームが重複した場合は、年間勝点1位チームはチャンピオンシップ決勝にシードされる。
・各ステージの1位チームおよび年間勝点2位、3位チームが重複する場合は、各ステージ1位チームがシードされる。
・ただし、チャンピオンシップ出場権を持ったチームが降格対象となった場合は、参加資格を失う。
〔チャンピオンシップ決勝(仮称)〕
・年間勝1位チームと、チャンピオンシップ準決勝の勝利チームによるホーム&アウェイでの対戦。
・試合会場は、第1戦をチャンピオンシップ準決勝勝利チームのホームとし、第2戦を年間勝点1位チームのホームとする。