ミハイロ・ペトロヴィッチ監督【写真:Getty Images】
浦和レッズは6日、明治安田生命J1リーグ・1stステージ第1節の湘南ベルマーレ戦に向けて練習を行った。
練習後、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が前日会見に出席。開幕戦への意気込みを語った。
湘南について指揮官は「非常に強いチーム」と評価し、「我々に対して絶対勝ってやるぞという強い思いを持っている。失うものがない相手との戦いは簡単ではない」と警戒した。
公式戦3連敗という予想外のスタートとなった浦和だが、選手たちに気負いはない。
槙野智章は「湘南どうこうよりも、まずは自分たち。相手よりも多く走って球際で勝つ。自分たちの力を信じて走りきる、戦い抜く、それに尽きる」と、はっきりとした口調で言い切った。
また、かつて湘南でプレーした新加入の石原直樹は「対戦するのが楽しみ」と話す。そして、勝利のために「走り勝つということがひとつのテーマ」と、ハードワークしてくる相手に一歩も引かない姿勢を見せた。
試合展開としては浦和がボールを保持し、湘南は鋭い攻守の切り替えからゴールを目指す、という戦いが予想される。
そんな中、相手の特徴を「十分理解している」ペトロヴィッチ監督はこんなことも話してる。
「一番いいやり方は相手のキーパーにボールを渡して、相手から攻撃をさせること。そうすれば相手のコンセプトは上手くいかなくなるだろう」
あえてボールを放棄して、勝利を追求することもできる。しかし、指揮官はそのやり方を否定する。
「それは私のスタイルではない。我々は自分たちのスタイルをぶつけて勝利する」
公式戦3連敗に、心配するサポーターも多いだろう。怒りを覚えている人もいるだろう。だが進むべき道は間違っていない、と監督をはじめチームの誰もが確信している。
それをサポーターにも見せなければならない。湘南戦は、浦和のスタイルを証明する場となる。
【了】
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