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敗戦の3部ドレスデンに賛辞、勝利のドルトムントに暗雲…。対照的な反応の各地元紙

text by 本田千尋 photo by Getty Images

「代表選手は膝の打撲により退場する」

 ルール地方の地元紙デュッセルドルフ・エクスプレスは、「ロイスのショックがBVBのポカールの成果を曇らせる」と大きな見出しを付けた。ドルトムントのあるルール地方の地元紙は「代表選手は膝の打撲により退場する」として、21分のロイスの負傷交代を最も大きく取り上げている。

 同紙は記事中で繰り返し「マルコ・ロイス!」と記して、ブラジルW杯前に重傷を負ったテスト・マッチのアルメニア戦を引き合いに出している。「昨日ロイスは1度はドルトムントの2-0の勝利の大部分を逃した」としながらも、後半戦にはロイスがベンチに姿を現したことに触れている。

 ロイスがエルドマンによって倒された場面について、クロップは次のようにコメントを残した。

「全くばかげたことだよ! プレーにボールは全く存在しなかった。4人の審判は見ていたのに、ファウルは取られなかった」

 TV解説の元ドイツ代表ショルは「ドレスデンのエルデマンによる本当に腹立たしいことだ」と述べている。

 続いてデュッセルドルフ・エクスプレス紙はインモービレの2つのゴールを取り上げて、最後にフンメルスのコメントを記した。

「僕達は正しく良くプレーはしなかった。だけど集中して取り組んで、それが決定的なことだったね」

 ドレスデンの敗北とドルトムントの勝利について、2つの地元紙は、それぞれ対照的な姿を見せることとなった。

【了】

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