先制ゴールを挙げるFWジルー【写真:Getty Images】
【QPR1-2アーセナル プレミアリーグ第28節】
イングランド・プレミアリーグ第28節が現地4日に各地で行われ、アーセナルは敵地でQPRと対戦した。
3位アーセナルは前節、エバートンに2-0の完封勝利を収め、2位マンチェスター・シティとの勝ち点差を4まで縮めた。17位QPRはリーグ杯決勝を控えていたトッテナムとの試合が7日に延期となり、11日ぶりの公式戦を戦う。
試合が始まると、QPRはフィジカルとハイボールを生かしたシンプルな攻撃で相手守備を脅かす。
34分、左サイドのMFフィリップスが右足で巻いたクロスをゴール前に入れると、GKオスピナが辛うじて弾き、惜しい場面を作る。
37分には、巧みな切り返しで相手選手をかわしたFWオースティンが、エリア手前左から右足で強烈なシュートを放つも、ポスト左に外してしまう。
アーセナルは44分、MFカソルラがエリア手前から味方と細かいパスをつなぎ、最後はFWジルーのリターンをもらって枠を狙うも相手GKにキャッチされる。
前半はQPRペースで進んだが、両チームとも得点を挙げることが出来ず、0-0で折り返した。尚、アーセナルはDFガブリエウが、QPRはDFオヌオハが怪我で途中交代した。
後半に入ると、QPRはさらに前がかりになる。59分、FWザモラが相手DFのクリアミスを拾って右足を振り向くも枠を捉えることが出来ず。
すると攻勢に出たQPRの隙をつき、アーセナルがカウンターから先制する。64分、FWサンチェスが左サイドを駆け上がると、オーバーラップしてきたDFギブスへパス。最後はゴール前に詰めていたジルーが押し込み、3試合連続得点を挙げた。
意気消沈する相手に対し、アーセナルは波状攻撃を仕掛ける。70分、サンチェスが左サイドからエリア内へ進入すると、狭い角度から相手DFの股間とGKの脇下を抜き、ゴール左隅下に追加点を流し込んだ。
QPRも負けじとゴールを狙う。82分、左サイドから流れてきたボールをキープしたオースティンが反転して右足シュート。これがネットを揺らし、自身15点目のゴールで反撃の狼煙を上げる。
QPRは終盤、パワープレーで活路を見出そうとするが、得点を奪えず。最後はアーセナルが逃げ切って勝ち点3を獲得した。
アーセナルは次節、ホームでウェストハムと対戦。QPRはアウェイでクリスタル・パレスと戦う。
【了】
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