クラブはCLで進化できないことに不満
マンチェスター・シティが欧州で最も注目される2人の指揮官に関心を抱いている。マヌエル・ペジェグリーニ現監督は仕事を守るために闘っているところだ。
チリ人指揮官はこの一週間で、火曜にチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグでバルセロナに、日曜にアンフィールドでリバプールに、それぞれ手痛い黒星を喫した。
リバプールに敗れたシティは、消化が1試合少ないプレミアリーグ首位チェルシーに勝ち点5差となっている。そのリバプール戦後、ペジェグリーニ監督のチームは、チェルシーがキャピタル・ワン・カップでトロフィーを掲げるところを目にすることとなった。
ペジェグリーニ監督のシティとの契約は3年で、その人気にもかかわらず、クラブ上層部は特に欧州の舞台で進化がないことに不満を抱いている。シティは昨季のCLでベスト16敗退に終わっており、今季もグループステージで苦しんだうえ、ラウンド16で敗退という同じ運命へと向かっているところだ。
バルセロナやリバプールとの試合でのパフォーマンスに対する懸念もある。バルセロナ戦では、ペジェグリーニ監督の戦術はあまりに危険なものだった。一方、アンフィールドでの試合では、ブレンダン・ロジャース監督率いるリバプールの方が、木曜夜にベジクタシュと延長戦まで戦っていたにもかかわらず、シティよりもずっとモチベーションにあふれ、フレッシュな様子だった。
シティがバルセロナ相手に快挙を成し遂げることができず、プレミアリーグ連覇も逃した場合、ペジェグリーニ監督が来季も同じ仕事にとどまることはないだろう。