カルロ・アンチェロッティ監督【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのフロントは、カルロ・アンチェロッティ監督の甘さとビジャレアル戦の前半で見えた選手達の態度に不満を露わにしていたと、スペイン紙『マルカ』が3日に伝えている。
同紙によればベルナベウの事務所では「歩きながらのプレーは言語道断」と、何度も聞こえていたという。幹部達はチームの前半を指摘し「まるで勝つことに興味が無かったようだ」と批判していた模様だ。
選手達の態度が気に入らなかった幹部達は「前半を捨てた」と考えており、過度なリラックス状態で試合に臨んだと非難している。更にコパ・デル・レイ(国王杯)で敗退してからは、1週間に1試合しかプレーしない。それにも関わらず、チームに疲労感が漂っていることに納得がいかないようだ
アンチェロッティ監督に対しては、チームのモチベーションを高めることができなかったことなどで責任が問われている。
元からアンチェロッティ監督は選手達に対して「甘過ぎる」と思われている中、幹部の一人は2日に「寛容な接し方も良いけど、時には厳しさも必要」と、こぼしていたという。
同紙によるとアンチェロッティ監督は、2位バルセロナとの勝ち点差が2に縮まった今、23日に行われるクラシコでは自身の首が懸っていると自覚しているようだ。バルサに敗れるようだと(アトレティコ戦の様な屈辱を受けた場合は尚更)、それが同監督の最後の試合になるかもしれない。
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