先制点を挙げるMFヘンダーソン【写真:Getty Images】
【リバプール2-1マンチェスター・シティ プレミアリーグ第27節】
イングランド・プレミアリーグ第27節が現地1日に行われ、リバプールはホームでマンチェスター・シティと対戦した。
暫定6位のリバプールは、リーグ直近10試合で8勝2分と好調を維持。2月27日に行われたヨーロッパリーグ・ラウンド32のベジクタシュ戦ではPK戦の末敗れたものの、後半戦は破竹の勢いを見せており、トップ4入りも現実的な目標に変わりつつある。
シティは首位と勝ち点差5の2位。前節はニューカッスルに大勝したものの、2月24日の欧州チャンピオンズリーグ・ラウンド16ではホームでバルセロナ相手に痛恨の黒星を喫してしまった。リーグ戦ではまだまだタイトルを狙える位置にいるだけに、連敗でチームの士気を下げることは避けたい。過去5年間の対戦成績は4勝4敗7分と全くの五分。
試合が始まるとリバプールがいきなり決定機。9分、エリア左外のFWコウチーニョから低いクロスが入ると、中央で待つMFララーナが押し込むが、オフサイドで得点にはならず。
先制したいリバプールは11分。コウチーニョが敵陣で相手のパスをカットすると、ボールを受けたMFヘンダーソンがエリア手前からゴール右上を狙いすましシュート。ボールは美しい放物線を描き、そのままネットに吸い込まれた。
興奮さめやらぬアンフィールドだったが、シティが直ぐさま反撃を見せる。13分、MFシルバのロングパスに抜け出したFWアグエロがエリア左まで持ち込みシュート。しかし、ボールはポストに嫌われ同点ならず。
前線から激しくプレスをかけるシティは、攻勢を続ける。すると26分、ドリブルで相手守備を引きつけたアグエロからパスを受けたFWジェコが、エリア内でGKと一対一になり、落ち着いて同点ゴールを決めた。
リバプールは35分に相手守備の背後をとったララーナがMFマルコビッチの浮き球をダイレクトで狙うもポスト左へ外す。前半は両チームとも1-1で折り返した。
後半に入ると、リバプールが攻勢に出る。54分、ララーナがゴールネットを揺らすも、二度目のオフサイドで勝ち越しならず。FWスターリングも右サイドからのクロスに飛び込むが 、うまくヒットせず決定機を生かすことができない。
すると75分に歓喜の瞬間が訪れる。リバプールは敵陣でボールを繋ぐと、最後はコウチーニョがエリア手前左から右足を振り抜き、ゴール右上に叩き込んだ。
同点に追いつきたいシティは78分にMFフェルナンジーニョを代えてFWボニーを投入。
シティは79分、アグエロがエリア内で個人技から相手DFをかわしシュートを狙うも、惜しくもポスト左へ。
リバプールは試合を決めるため追加点を狙う。85分、敵陣でボールを奪ったコウチーニョがミドルシュートを狙うも相手守備に阻まれゴールならず。87分にも、途中交代のFWスターリッジが相手のパスミスを拾ってシュートを放つも枠を捉えきれず。
試合はこのまま2-1のスコアでリバプールが勝利を収めた。次節、リバプールはバーンリーを、シティはレスターをホームに迎える。
【了】
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