指揮官は擁護「本田だってあのポジションはできる」
「勝ったチームは変えない」という格言通りか。28日に行われるキエーボ戦の前日会見に臨んだインザーギ監督は「明日の試合では継続性を出すことが必要だ」と語り、前節チェゼーナ戦の4-3-1-2システムを踏襲することを示唆した。
「今までこのチームにとって幸運をもたらしたのは3枚のMF」とインザーギは語っていた。これは4-3-3、あるいは本田とボナベントゥーラを2シャドー気味に置いた4-3-2-1の際の話だ。
ただ、CFを起きたがったオーナーの意向から獲得されたと思われるデストロを使わなければならず、前線は2トップ。トップ下は1枠となり、その結果ボナベントゥーラが選択をされたというのがチェゼーナ戦だった。
その結果、ボナベントゥーラは1ゴール。もともとはトップ下だったという25歳は、素早いターンや正確なつなぎでチャンスを作ると共に、豊富に動いてバランサーとしても機能していた。
チームのために走り回り、個人技でも期待通りチャンスを作った彼のプレイ内容には、スタメンを取るだけの説得力があった。
チェゼーナ戦後、「ミランは”10番”を発見した」などと報じていた新聞もあった。そうしてボナベントゥーラは、実際の10番を差し置いてメディアに持ち上げられたわけだが、「現在はボナベントゥーラの事しか話題になっていないが、本田だってあのポジションはできる」とインザーギは語っていた。
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