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本田圭佑 10年前

本田、キエーボ戦ベンチ予想も…。指揮官は選択に苦辛。トップ下奪取へ自らのストロングポイントを

セリエA第25節、ミランはキエーボとアウェイで対戦する。前節、トップ下として出場したボナベントゥーラが得点を挙げる活躍で地元紙が絶賛。同じくトップ下を本職とする本田圭佑にとって厳しい状況となったが、自らのストロングポイントをアピールすることが求められる。

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

指揮官は擁護「本田だってあのポジションはできる」

本田、キエーボ戦ベンチ予想も…。指揮官は選択に苦辛。トップ下奪取へ自らのストロングポイントを
前節トップ下で存在感を発揮したジャコモ・ボナベントゥーラ【写真:Getty Images】

「勝ったチームは変えない」という格言通りか。28日に行われるキエーボ戦の前日会見に臨んだインザーギ監督は「明日の試合では継続性を出すことが必要だ」と語り、前節チェゼーナ戦の4-3-1-2システムを踏襲することを示唆した。

「今までこのチームにとって幸運をもたらしたのは3枚のMF」とインザーギは語っていた。これは4-3-3、あるいは本田とボナベントゥーラを2シャドー気味に置いた4-3-2-1の際の話だ。

 ただ、CFを起きたがったオーナーの意向から獲得されたと思われるデストロを使わなければならず、前線は2トップ。トップ下は1枠となり、その結果ボナベントゥーラが選択をされたというのがチェゼーナ戦だった。

 その結果、ボナベントゥーラは1ゴール。もともとはトップ下だったという25歳は、素早いターンや正確なつなぎでチャンスを作ると共に、豊富に動いてバランサーとしても機能していた。

 チームのために走り回り、個人技でも期待通りチャンスを作った彼のプレイ内容には、スタメンを取るだけの説得力があった。

 チェゼーナ戦後、「ミランは”10番”を発見した」などと報じていた新聞もあった。そうしてボナベントゥーラは、実際の10番を差し置いてメディアに持ち上げられたわけだが、「現在はボナベントゥーラの事しか話題になっていないが、本田だってあのポジションはできる」とインザーギは語っていた。

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