“レヴィア・ダービー”の注目はロイス
ドイツ・ブンデスリーガ第23節が現地時間27日から3月1日にかけて開催される。今節の注目はやはりボルシア・ドルトムント対シャルケの“レヴィア・ダービー”だろう。サポーターにとってもダービーは別格であり、8万人収容スタジアムで会員のみ販売のチケットもチャンピオンズリーグ(CL)ユベントス戦より早く売り切れ状態となっている。
その中でも活躍が期待される選手の一人はドルトムントのFWマルコ・ロイス。
ロイスは1995年から同クラブのユースに在籍していたが、2005年に5部相当のロート・ヴァイス・アーレンに移籍。そこでプロデビューを果たし、2009年にはボルシア・メンヒェングラードバッハへ。ボルシアMGでの活躍が認められ、再獲得と言う形で2012年に故郷に戻った。
ドルトムントに移籍した初年度はリーグ戦32試合に出場し14得点、翌シーズンも30試合で16得点の活躍を見せている。しかし、今季はW杯前に左足首のじん帯を部分断裂の重傷を負いメンバーから外れ、度重なる負傷に悩まされた。類まれな瞬発力とスピードを武器に、ボールを奪うとすぐさま相手ゴールまで迫るプレースタイルが真骨頂だ。しかし、怪我の多さはその速すぎるプレーゆえ、相手DFのタックルが意図せずとも遅れてしまうからとも言われている。
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