悲惨なスタートを切った日本勢
新しいシーズンが開幕した。日本は本来の実力を示そうと意気込んで迎えたアジアチャンピオンズリーグ(ACL)だったが、Jリーグはまたもや悲惨なスタートを切ってしまった。
Jリーグは毎年ACL制覇に向けて出場クラブに一定の資金を与えているが、2008年にガンバ大阪がトロフィーを掲げて以降、2年前に準決勝で広州恒大に2戦合計8-1と敗れた柏レイソルや、2009年に同じく準決勝でアル・イテハドに2戦合計8-3で敗れた名古屋グランパスらが頂点に近づいただけで、その支援は成果に結びついていない。
アジアナンバー1のサッカー大国としての日本の地位は、一時的に停滞する代表チームやここ数年のJリーグクラブのアジア主要大会での苦戦によって維持することが難しくなってきており、今季の出場クラブはこれまで以上に日本の存在感の大きさを証明することが責務になっていた。
ガンバ大阪、浦和レッズ、鹿島アントラーズの敗北、そして柏レイソルのスコアレスドローは、日本にとって完全に悲惨な開幕節となり、試合開始の90分後にはその意気込みが愚かに感じるほど物事は前途多難なようだ。
私の考えでは、鹿島アントラーズは現在最も強い日本のクラブだが、彼らはグループの組み合わせで、中国最強チームの広州恒大、昨年ベスト4で2013年準優勝のFCソウル、そして水曜の夜に3-1で打ち負かされた現王者のウェスタンシドニー・ワンダラーズが入る最も厳しい場所に振り分けられた。
2013年に準決勝まで勝ち進み、日本のクラブの中ではまともにACLを戦えるとされた柏レイソルだが、彼らはクラブに数多くのタイトルをもたらしたネルシーニョから吉田達磨監督に移行したこともあり、チーム作りは始まったばかり。今季は苦戦することが予想されている。