チェルシーのGKクルトワ【写真：Getty Images】
今季3冠を狙うチェルシーのGKティボー・クルトワは、現地3月1日に行われるキャピタル・ワン・カップ決勝でスタメン出場し、シーズン一つ目のタイトル獲得に貢献できるよう意気込んでいる。
クルトワは公式戦のPK戦を経験したことがない。しかし、22歳のベルギー代表は、たとえウェンブリー・スタジアムでその局面を迎えたとしても、チームを勝利に導ける自信があるようだ。
英紙『エクスプレス』でクルトワは「PK戦はアトレティコ（・マドリード）時代に親善試合で経験しただけだ。GKコーチとは常に入念な話し合いを行っており、日曜日に向けた準備は整っている」と万全な体制を強調する。
32歳のGKペトル・チェフは、2012年5月の欧州チャンピオンズリーグ決勝の延長戦でFWアリエン・ロッベンのPKを止め、その後のPK戦でもセーブを連発。クラブに初のビッグイヤーをもたらした。
ライバルとの正GK争いについては「もし自分がプレーするならばベストを尽くさなければならないし、スタメンでなくても準備を怠ってはいけない。試合では何が起こるか分からない。常に準備しておく必要がある。
（ジョゼ・）モウリーニョ監督がどちらの名前をボードに書くかは試合前日か当日になるまで分からない。神経質になったりはしないよ。私はチームを助けられるようベストなプレーを心掛けるだけだ。
決勝の相手であるトッテナムには、1月1日にホワイト・ハート・レーンで5-3と敗れている。2ゴールを決めたFWハリー・ケインは、日曜の試合で特に警戒が必要な選手になるだろう。
英紙『テレグラフ』でクルトワは「対戦チームや選手について、より分析するようになったよ。しかし、フットボールは試合によって状況が変わる。以前戦った選手と再び対峙する時も注意が必要だ。だが、ケインがどのようなフィニッシュをもっているかはもう分かっている」と相手エースの対処法を見据えていた。
チェルシーがキャピタル・ワン・カップを制覇すれば2007年以来5回目の栄冠となる。
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