補強面と総合力それぞれの診断結果
補強評価 D
質量ともに低下した攻撃陣。若手の奮起が求められる
補強ポイントは平繁、ロビーニョに加え、青木孝太、エデルなど昨シーズンまでの主力を一挙に放出した攻撃陣だったが、他クラブからの補強は湘南からの吉濱遼平のみに留まり、ブラジルからオリベイラとタンケを補強。そして浦和の黄金期を支えた永井雄一郎が関西1部リーグのアルテリーヴォ和歌山から加わった。
彼らに野崎桂太、大津燿誠、小牟田洋佑ら若手がどこまで争えるかという攻撃陣の構図だ。しかし、質量ともに低下したのは否めないうえ、昨シーズンのショートカウンターを狙うサッカーからのスタイルの転換を行っているだけに、早急な攻撃パターンの構築が求められる。
総合力評価 C
中盤から後方は上々。得点力アップがカギ
攻撃陣の迫力は低下したものの中盤には松下裕樹の復帰、最終ラインでは経験豊富な小林亮の補強に加え、昨シーズンから有薗真吾、久富亮輔、富居大樹の成長もあり、中盤から後方にかけてはポジティブな要素も見られる。ここ数年実施することのできなかったキャンプを熊本、静岡二ヶ所で実施することもできた。
チームの主軸となるであろうブラジル人トリオの出来と、キャンプ中のトレーニングマッチ3試合では無失点であったものの、Jクラブ相手に得点を挙げることができなかった攻撃陣の奮起が今シーズン躍進のための大きなポイントとなる。
【了】
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