ルベン・カストロ【写真:Getty Images】
リーガエスパニョーラでウルトラスの不祥事が新たに発覚した。セグンダ・ディビション(2部リーグ)に所属しているベティスの過激応援団によるコールが問題となっている。スペインTV『ラ・セクスタ』が23日に伝えている。
そのコールはベティスのフォワードとしてプレーしているルベン・カストロに向けてのもの。カストロは2013年、バーで元恋人のラウラさんが以前に交際していた男性と会っていたことに腹を立て、ラウラさんを殴り、脅迫したことで起訴されていた。
検察はカストロが元恋人に4度に渡って暴力を振るい、携帯電話に脅迫文を送ったことによって懲役2年1ヶ月の実刑と2年間の武器所持の禁止令、そして1年9ヶ月間の接近禁止命令を要求している。
カストロの行為を正当化するためにウルトラスは、「ルベン・カストロ、アレー(万歳)、君のせいではない、彼女は尻軽だったのだから良くやった」とコール。8日に行われたポンフェラディナ戦でこう叫んでいた動画が23日にネットで出回った。『ラ・セクスタ』によれば、このコールは21日のジローナ戦でもなお続いているという。
ドメスティックバイオレンス(DV)を支持し、さらに女性差別的とのとれるこのコールに、ツイッターでは非難の嵐が巻き起こり、ベティスのフアン・カルロス・オジェロ会長も「最低」と、強く非難した。
『ラ・セクスタ』によると、反暴力委員会とクラブは、早急に処分を下す意向だという。また、彼らが所属していたベティスの過激応援団“サポーターズ・ゴール・スル”は、ツイッターを通じてこのコールを非難。叫んでいた人物を応援団から追放するつもりだとしている。
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