オサスナに太いパイプ。真実は暴かれるか
実際、オサスナ側は「使途不明金」があることは認めたが(その金額は150万ユーロ<約2億200万円>、240万ユーロ<約3億230万円>など報道によって異なっている)、その使途不明金は八百長に使われたわけではないとの見解を示している。
一方、エスパニョールは全く八百長に関与していないとの姿勢を明らかにしている。その一方で、結局ドローに終わったこのエスパニョール―オサスナ戦で、海外のサッカー賭博経由で25万ユーロ(約3360万円)が動いたという指摘もあり、今後広範囲からの調査が行なわれることは間違いない。
今回、新たな疑惑がかけられているエスパニョールの対戦相手、オサスナはアギーレ氏にとってスペインで選手デビューし、その後は監督としても勤めたいわば古巣だ。
そのパイプラインが特別であることが不信感を増しているという背景に加え、エスパニョールのメキシコ人選手、エクトル・モレノがこの八百長に加担したとの見方をマルカ紙は示しており、こういった報道が事実であれば、今回は監督としてのライセンス剥奪のみならず、禁固刑に課される可能性もある。
まだ起訴されていない試合のことまで心配する必要はないかもしれないが、リーガでも長年愛されてきた名物監督のアギーレ氏がこのような形で八百長騒ぎに巻き込まれるのは、非常に残念なことだ。
果たして真実は暴かれるのか。金曜日以降の動向が注目されている。
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