励ましを受けたDFティモ・バウムガートル【写真:Getty Images】
ドイツ・ブンデスリーガ1部の第22節が現地時間20日に開催され、DF酒井高徳の所属するシュトゥットガルトはホームでMF香川真司の所属するボルシア・ドルトムントと対戦して2-3で敗れている。
残留争いの直接対決で敗れたシュトゥットガルト。6試合勝ち星がなく、単独最下位を脱出できないでいる。
試合後サポーターの下に向かった選手たちだが、そこでかけられたのはブーイングではなく、慰めと声援だったという。23日のドイツ紙『ビルド』が報じている。
降格危機にあり勝てないチームに対し、怒りもあったが最終的には声援を送り続けるサポーター。彼らの行為にMFマルティン・ハルニクは「初めは熱くなっていた。そして彼らの怒りも理解できる」と、納得している様子。しかし、「最終的にはポジティブな声援だった」と、感動している。
この試合でキャプテンを務めたDFゲオルグ・ニーダーマイアーも「彼らと話しているうちに全て声援に変わった。一緒に戦っていく上で非常に重要」と、一丸となって今後危機を乗り切れると感じたようだ。
さらに、89分に致命的なミスをして3点目を奪われる原因となってしまった18歳のDFティモ・バウムガートルには多くの励ましと声援が送られた。同選手は「サポーターは我々の支えだ」と、感銘を受けている。
奇しくも対戦相手のドルトムントのサポーターも同様の行為でチームを信じ続けた結果、調子を取り戻しつつある。
シュトゥットガルトもチーム、サポーターが一丸となって一刻も早い最下位脱出を目指す。
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