1年ぶりの先発復帰で大活躍のFWアレクサンデル・ゲルント【写真:Getty Images】
【ヤング・ボーイズ4-2バーゼル スイス・スーパーリーグ 第21節】
スイス・スーパーリーグ第21節が現地時間22日に開催されFW久保裕也の所属するヤング・ボーイズ(YB)はホームでFW柿谷曜一朗の所属するバーゼルと対戦している。
1位と2位の対戦となったこの試合で久保はベンチ入りも出番なし。柿谷はベンチ外となっている。
バーゼルは18日にチャンピオンズリーグ、YBは19日にヨーロッパリーグ(EL)を戦い過密日程の中の対戦となった。
勝ち点差は「8」とはいえ、これ以上離されるわけにはいかないYBは久保に代わってトップ下に約1年ぶりの先発復帰となるFWアレクサンデル・ゲルントを起用。
ちょうど約1年前に同カードでバーゼルのMFタウンラント・ジャカのファウルにより靭帯断裂に加え骨折の重傷を負ったゲルント。因縁の対決にゲルントが燃えた。
前半10分にCKのこぼれ球をゲルントが豪快にミドルシュートを決めて先制。
今度は27分。右サイドを突破したMFレナト・シュテッフェンのクロスに中央へ走り込んだゲルントがボレー。ゴール左に決めて首位を相手に早々と2点と先行する。
ゲルントの活躍もあり、圧倒的にYB有利で試合を進め、2-0で前半を終えた。
後半もYBペースは続く。
そして60分にジャカからMFミラン・ガイッチがボールを奪い左サイドを抜けてそのままゴール。3点差とする。
押され続けていたバーゼルも71分にFWシュケルゼン・ガシのゴールで1点を返す。
その後はYBが守りを固めカウンターからチャンスをつかむ展開になるが追加点は奪えない。一方バーゼルも守備を固めるYBのディフェンス陣を崩せずにいた。
しかし、後半アディショナルタイムにFKからFWマルコ・シュトレラーが頭で決めて1点差に詰め寄る。
ところが喜んだのも束の間、直後のキックオフからすぐにFWギオーム・オアロが決めてこのまま試合は終了。
YBが4-2で勝利し、バーゼルとの勝ち点差を「5」に縮め、優勝の可能性を大きく引き寄せた。
【了】
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