決勝ゴールを決めたジャコモ・ボナベントゥーラ【写真:Getty Images】
【ミラン2-0チェゼーナ セリエA第24節】
セリエA第24節が現地時間の22日行われ、ミランはホームでチェゼーナと対戦した。
ミランのフィリッポ・インザーギ監督は新システム4-3-1-2を採用。トップ下には日本代表MF本田圭佑ではなくMFジャコモ・ボナベントゥーラを選択。2トップはFWジェレミー・メネズとFWマッティア・デストロがコンビを組んだ。
両チームのスターティングメンバーは以下。
ミラン(4-3-1-2)
GK:クリスティアン・アッビアーティ
DF:ダニエレ・ボネーラ、アディル・ラミ、サルバトーレ・ボッケッティ、ルカ・アントネッリ
MF:リッカルド・モントリーボ、ナイジェル・デヨング、アンドレア・ポーリ
ジャコモ・ボナベントゥーラ
FW:マッティア・デストロ、ジェレミー・メネズ
チェゼーナ(4-3-1-2)
GK:ニコラ・レアーリ
DF:コンスタンティン・ニチャ、マッシモ・ヴォルタ、ステーファノ・ルッキーニ、フランチェスコ・レンゼッティ
MF:ゼ・エドゥアルド、ジュゼッペ・デ・フェウディス、ルイジ・ジョルジ
フランコ・ブリエンツァ
FW:ミラン・ジュリッチ、グレゴワール・ドゥフレル
開始早々の2分。ミランにビッグチャンスが訪れる。ミドルシュートのこぼれ球からポーリがヘディングでネットを揺らすも、これはオフサイド判定。プレーに関与していなかったともみえるデストロがオフサイドを取られてしまう。
ミランはトップ下に選ばれたボナベントゥーラがサイドに流れることで起点を作り、さらにメネズが相手サイドバックの裏を狙うことで次々とチャンスを作っていく。
すると22分、そのボナベントゥーラが結果を出す。バイタルエリアでメネズからパスを受けると、迷わず右脚でミドルシュート。ボールは芝を滑るようにゴール右隅に吸い込まれた。
前半終了間際、アッビアーティがミランの窮地を救う。ブリエンツァのクロスからファーサイドでドュフレルがボレーシュートを放つも、神懸かり的なセービングを見せた。
後半もミランのペースが続く。51分、左サイドをメネズが突破して左脚でクロスを上げる。これをファーで待ち受けたボナベントゥーラがボレーシュートを放つも、ここは惜しくもポストに阻まれた。
試合が停滞してきた63分、インザーギ監督が動く。デストロに替えてFWジャンパオロ・パッツィーニを投入する。一方のチェゼーナは頭を打ったニカが下がり、DFダニエレ・カペッリがピッチに入る。
すると69分、そのパッツィーニがチャンスを作る。メネズからの浮き球に反応すると、ヘディングを試みるもゴール上にそれた。
試合終了間際、途中出場のパッツィーニに今季リーグ初ゴールが生まれる。途中出場のFWカルロス・カルボーネがアントネッリを倒して、ミランがPKを獲得。これをパッツィーニが決めて2-0と試合を決定づける。
そのままミランが逃げ切り2-0で試合は終了。3試合ぶりとなる勝利を勝ち取った。本田圭佑は今季初となるアジアカップによる離脱を除く”戦術的理由”によっての欠場となった。
【了】