現地21日に行われたプレミアリーグ第26節で、チェルシーのネマニャ・マティッチが相手の危険なタックルに激怒して退場処分を受けたちょうどその頃、はるか下の6部リーグでも衝撃の退場劇が展開されていた。
カンファレンス・ノース(6部)のウスター・シティFC対ストックポート・カウンティの試合終了5分前、事件は起きた。
ストックポートのチャーリー・ラッセルが、ウスター・シティの左SBシャビル・カーンの足を後ろから刈り取るような形でタックルを見舞う。
すると、激怒したカーンはラッセルを両手で抱えて持ち上げ、プロレスのごとく地面に叩きつけたのだ。イギリスのテレビ局『BBC』はカーンの動きを「まるでWWE(世界最大のプロレス団体)でボディスラム(抱え投げ)を見ているようだ」と評している。
実はカーンは62分にも危険なタックルを受けており、そのプレーで相手のジャック・ライアンが2枚目のイエローカードを提示され、退場処分となっていた。
当然このプレーでカーンにはレッドカードが提示された。ウスター・シティはすでに2点リードを手にしていたため試合には勝利したが、何とも後味の悪い終わり方になってしまった。
【了】