チェルシーサポーターが掲げた横断幕【写真:Getty Images】
現地21日開催のチェルシー対バーンリーの試合前、チェルシーサポーターが行動を起こした。
去る17日、チャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン対チェルシー戦の夜に、パリの地下鉄に乗車したチェルシーサポーターの一部が「俺たちはレイシスト!」と歌い、黒人男性の乗車を阻止する事件が起きていた。
この件ですでに5名に入場禁止処分が科され、人種差別に厳しい目を向けてきたイングランドサッカー界に波紋が広がっていた。
そして、バーンリー戦の開始前に一部のサポーターが動いた。スタンドに「黒か白、俺たちはみんな”青”だ」と書かれた横断幕が掲げられたのだ。
ジョゼ・モウリーニョ監督は「不幸なことに、これが最後のエピソードになることはないだろう。だが、二度と起こさせないよう覚悟をもって対処すべき問題だ。クラブとしては人種差別を終わらせたい。スタンフォード・ブリッジでもあってはならないことだ」と語ったが、サポーターはさっそく人種差別と闘っていく姿勢を示し、撲滅に向けて連帯を促した。
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