チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールが、対戦相手選手のファウルを受ける際の痛みを軽減させるため、特注サイズのすね当てを発注していると同クラブのジョゼ・モウリーニョ監督が明かした。20日の英紙『メール』などが報じた。
アザールは17日に敵地で行われたパリSGとのチャンピオンズリーグ(CL)16強第1戦(1-1で引き分け)の試合でも計9回のファウルを受けており、両チーム合わせて最多を記録。プレミアリーグでは今季通算74回の被ファウル数を記録しており、こちらも同ランキングで2位につけるリヴァプールのイングランド代表MFラヒーム・スターリングを14回上回り、リーグ最多となっている。
CLと合わせると102回の被ファウル数となるアザールだが、この記録を受けてチェルシーのモウリーニョ監督は20日に行われた記者会見で冗談交じりに、「エデン(アザール)は私にカーボン製のすね当てを作ってくれる知り合いはいないかと聞いてきた。彼は足全体を保護する物を欲しがっている。馬が付けるようなモノをね」と語った。
さらにモウリーニョ監督はアザールが受けるファウルについて次のように話している。
「普通、100回ファウルを受けたら、相手チームにイエローカードが提示される確率は上がるはずであり、彼が最もファウルを受けている選手なら、相手にカードを与えていてもおかしくないが、残念ながらそうなっていない」
「たとえば、世界中には相手の速攻を潰すのが上手い選手がたくさんいる。味方がボールを失えばその選手はファウルして試合を止める。一見小さなファウルだが、速攻の芽を潰すファウルだ。エデンはそうした被害に遭っている」
アザールはオプタのパフォーマンスランキングでもプレミアリーグ首位、欧州でもバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、レアル・マドリーのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに次いで3位につけており、早くも地元メディアでは今季のイングランドにおける年間最優秀選手賞を総なめにすると予想されている。
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