補強面と総合力それぞれの診断結果
補強評価 B
財政改善により積極的な動きを見せる。“復帰組”の存在がチーム力を底上げ
前述のとおり財政面が改善したことにより、ここ数シーズンと比べて活発な動きが目立った。声をかけていたビッグネームは加入しなかったものの、中村北斗、鈴木惇、末吉隼也といったかつてチームを支えた選手たちを復帰させた。彼らの加入はノスタルジックなだけのものではなく、チーム力を確実にアップさせる補強だ。特に鈴木と末吉が組むことも予想されるボランチは、今季のストロングポイントにもなり得る。濱田水輝や亀川諒史、中村航輔とった若手の躍進にも期待したい。
総合力評価 C
攻撃のポテンシャルは非常に高い。躍進のカギを握るのは守備陣か
前線のタレントにはもともと定評があり、金森健志、坂田大輔、城後寿の3選手がそろって残留したことは非常に大きい。そこに今季は、能力に疑問の余地はない邦本宜裕を加えている。中盤に多くの新戦力を得たことで、チームとしての攻撃のポテンシャルはかなり高いと言える。
昨季は安易な失点が目立つ時期があっただけに、躍進のカギを握るのは守備になりそう。昨季のレギュラーである堤俊輔、イ・グァンソンに濱田が加わり、井原監督の下でどれだけ失点を減らせるかに注目したい。
【了】
フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→