チェルシーは人種差別行動をとったサポーターの処分を発表した【写真:Getty Images】
チェルシーは20日、チャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン(PSG)戦後に人種差別的な行動をとった一部のサポーターの処分を発表した。
アウェイに乗り込んだチェルシーは1-1でPSGとドロー。試合後、パリを走る電車に乗っていたチェルシーサポーターが、「俺たちはレイシストだ!」と歌い、黒人男性の乗車を阻止する事件が起きていた。
チェルシーは事件直後に該当人物への処分の可能性を示唆していたが、「3名のチェルシーサポーターのスタンフォード・ブリッジへの入場を一時的に禁止する」という処分をクラブの公式HPで発表した。
尚、現在も調査は続いているようで、該当人物と今回の問題に十分な関連性が確認できた場合は、スタジアムから永久追放する可能性があることも明らかにしており、さらなる処分が下されることも考えられる。
この事件はイギリス全土で問題視されており、プレミアリーグで唯一の黒人監督であるQPRのクリス・ラムジー監督が、「彼らはフットボールのサポーターではない」と批判するなど、大きな波紋を呼んでいる。
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