情けない外国人頼みの後任人事
メキシコ人のハビエル・アギーレ氏が自身の過去を理由に日本代表監督を契約解除となったのが今年2月3日。以降、各メディアが盛んに後任候補を報じてはいるが、現時点(2月19日)では何ら確たる情報はない。
もっとも、交渉の当事者である協会幹部の間では当然のことながら既に次なる名前が共有されてはいるのだろう。無論、そうでなければ大問題である。
しかし私たち部外者には、言わずもがなだが、その中身は知る由も無い。果たして誰が次期監督となるのか。さまざまに考えを巡らす中で、私は確たる信念のもとに、1人のサッカー記者として次のように自らの見解を述べておきたいと思う。
アギーレの後任は、是が非でも「日本人監督であるべきだ」と。
さらに言えば、「日本人監督以外の選択肢はない」「あってはならない」とまで明言しておく。
平たく言ってしまえばこうなる。「もういい加減、この情けない“ガイジン頼み”はやめにしませんか」「いや、誰がなんと言おうとやっぱり止めるべきなんじゃあないのでしょうか?」。
もちろん、日本国内のメディアで大勢を占める論調と真逆であることは百も承知の上である。その上で、ここではまず私がなぜに日本人監督以外の選択肢がないと主張するのか、その根拠を端的に述べたい。
すなわち、こうである。
「日本代表なのだから日本人監督が率いるのが当たり前」
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