本田獲得失敗を明かしたラツィオのイグリ・ターレSD【写真:Getty Images】
かつて元アルバニア代表やラツィオでもプレーし、現在はクラブのSD(スポーツ・ディレクター)を務めるイグリ・ターレ氏が今後のクラブの展望などを語った。18日付の伊紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。
ターレ氏は「ここ10年、クラブはチームを現在のレベルにするため力を尽くしてきた。うまくいっているし、強い印象を与えられたと自負している。ピオリ監督の存在、スタイルには感謝している。
プロジェクトは成功しつつある。チャンピオンズリーグ出場が大きな目的だ。そして、2~3年以内にはスクデットを獲得したい」とクラブの目標を語った。
また「我々のユースチームは近年、イタリアの中で最高だと思う。10人をトップチームに昇格させるのが目標だ。またベテランと若手をうまくミックスすることも出来ている。あと5年でチームは新しいサイクルに入るだろう」と、今後のチーム作りに期待を寄せた。
自身のSDとしての仕事は「2008年に会長からこの地位を提示された時には驚いたよ。このクラブに誇りを感じている。移籍関係では、クローゼの獲得が大きな影響をもたらした」と語ったターレ氏。
そして、「失敗した最も大きな移籍話は、本田圭佑だ」と現在はミランで背番号10を背負う日本代表FWの獲得に迫っていたことも明かした。
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