躊躇したルチェスク。第2戦への影響は?
しかし180分のトータルで考えれば、ここでバイエルンを相手に1点を取ることの意味は計り知れない。少なからずルチェスクにはそうした葛藤があったことだろう。
そうこうするうちにペップは、70分にミュラーに代えてバトシュトゥバーを入れディフェンスの安定を、75分にはゲッツェに代えてレヴァンドフスキを入れて、ポゼッションの回復を図る。
また前線のレヴァンドフスキは、1人少ないバイエルンに対して攻勢に出ようとするシャフタールに、クサビを撃ち込んだことにもなるだろう。守から攻に重点を移せば、それだけレヴァンドフスキの脅威が増すことになる。
結局リヴィウでの第1戦は0-0のスコアレスドローで終えることとなった。ルチェスクはプラン通りにこの試合を終える。第2戦に望みを繋ぐことに成功した。
しかしシャフタール、ルチェスクの躊躇は、ミュンヘンでの戦いにどんな影響を及ぼすだろうか。
【了】
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