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内田篤人 10年前

レアルに敗北。シャルケ・内田が語るCL王者との差

日本代表の内田篤人が所属するシャルケは、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦で前回王者のレアル・マドリーと対戦した。シャルケは昨季ホームで1-6と大敗した相手と、再び相見える。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

「入りはそんなに悪くなかった」

レアルに敗北。シャルケ・内田が語るCL王者との差
レアル・マドリー戦を振り返る内田篤人【写真:Getty Images】

 昨季のような大敗は避けることが出来たが、地力の差は現れた試合となった。

 2015年2月18日、欧州チャンピオンズリーグ決勝ラウンド1stレグ、シャルケは昨シーズンに続いて、レアル・マドリーをホームに迎えた。

 シャルケの対マドリー戦の先発メンバーは次のとおり。布陣は3-5-2である。

【GK】ヴァレンロイター【DF】ヘーヴェデス、マティプ、ナスタシッチ、【MF】内田篤人、アオゴ、ノイシュテッター、ボアテング、ヘーガー【FW】チュポ・モティング、フンテラール。

 シャルケはディ・マッテオが整備した5-3-2とも言える守備布陣で、ロナウド、ベンゼマ、ベイルの強力な3トップを要するマドリーに相対した。

 内田が「入りはそんなに悪くなかった」と振り返ったように、例えばCBのナスタシッチはDFラインに落ち着きをもたらして、試合序盤はマドリーにじっくりと対峙していった。

 特に右サイドではロナウド、マルセロに対しては、内田、ヘーガー、ヘーヴェデスの3人で数的優位を保って、危ない場面を作らせるところもない。ロナウド、ベンゼマ、ベイルの3人は自由にポジションチェンジを繰り返したが、シャルケのDF陣は丁寧にマークの受け渡しをしながら、マドリーの攻撃陣に対処していった。

「やられていい部分とやられちゃいけない場所があって、ロナウドが中にずるずるずるって入っていくときに、ポジションチェンジでも、どこで受け渡すかっていうのが一番大事なポイントだった」

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