先制点を決めたロナウド【写真:Getty Images】
【シャルケ0-2レアル・マドリー CL決勝トーナメント1回戦1stレグ】
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグが現地時間18日に行われ、シャルケとレアル・マドリーが対戦した。
昨シーズン、このラウンドでぶつかった時は大勝したマドリーだが、現在は怪我人を多く抱えている。アトレティコ・マドリーとのダービーでは0-4で敗れた。直近のリーグ戦では白星を挙げたが、シャルケへの警戒は強まっている。
ディ・マッテオ監督体制のシャルケは、5バック気味のシステムを採用する。内田篤人は右WBでスタメン出場を果たした。
中盤の選手を欠くマドリーだが、ルカス・シウバをスタメンで起用した。そして、前線の3枚はベンゼマ、ベイル、ロナウドが揃って先発となった。
立ち上がり、マドリーは裏を狙うベンゼマをシンプルに狙う。しかし5枚でラインを敷くシャルケもしっかり対応する。
シャルケは自陣でボールを奪った時、前線のシュポ=モティングがいい位置で受けて起点になっている。フィニッシュまではなかなか繋がらないが、前で収めてくれることで、守備陣の負担も幾分緩和される。
18分、マドリーはルカス・シウバが遠目から右足で狙うも枠を外れた。シャルケも25分、フンテラールがPAの外からミドルシュートを放つ。しかし、カシージャスに弾かれた。
崩しきれていなかったマドリーだが、26分に先制する。右サイドからカルバハルがクロスを送ると、走り込んだロナウドがヘディングシュートを決めた。
31分にはクロースのスルーパスにベンゼマが抜け出すも、シュートはGKヴェレンロイターがセーブした。内田が残っておりオフサイドを取れなかった。
33分、シャルケにアクシデント。フンテラールが負傷し、プラテとの交代を余儀なくされた。
35分、マドリーはロナウドが直接FKを狙うも、ここもヴェレンロイターが好セーブを見せた。前半はマドリーの1点リードで終わった。
後半、マドリーは枚数の多い相手守備の隙間を突く場面が増える。シャルケとしては中を固めると外から攻められ、外に意識を向けると中央を崩される。次第に対応が後手に回っていった。
それでもシャルケは67分、ヘーガーがPA内で受ける。しかしそのままラインを割ってしまった。69分にはボアテングが遠目から狙うも決まらない。
72分はマドリー。イスコがベイルとのワンツーからシュートも枠を逸れた。
74分、シャルケは右サイドを上がった内田の落としをプラテがシュート。クロスバーに当たったところに内田が詰めるもシュートはミートせず。
決定機を逃したシャルケを尻目に、マドリーが試合を決めにかかる。79分、左サイドからロナウドが中に入りながらパスを送ると、マルセロが右足を振り抜き2-0とリードを広げた。
その後、シャルケはこれ以上の失点を回避するためか、リスクを負って攻めに出ることはしなかった。結局、試合はこのまま終了。アウェイのマドリーが2-0でシャルケを下した。
【了】