サポーターも憤りをぶつける
正直、ロナウドにしても、ダービーに負けることなど予想していなかっただろうし、記念すべき30歳の誕生日にお気に入りの歌手を呼んで250人の友人その他を招き、40万ユーロをかけて盛大なパーティを行なうこと自体が悪いとも思わないが、楽しそうなカラオケの様子、チームメートと共に撮影写真をする様子などをソーシャルメディアで披露したのは、やはりやり過ぎと言われてもしょうがないだろう。
そのパーティにイケル・カシージャスやセルヒオ・ラモスなど、ロッカールームの重鎮であるスペイン人選手は招待されず、その一方で第二監督のフェルナンド・イエロが姿を見せたことも話題になった。
コーチスタッフ公認のパーティということだ。つまり、例えばロナウドがその後、体調が戻るのに時間がかかっても、アンチェロッティ監督も文句言わずに容認するということになる。
スペイン国内では1週間、毎晩サッカー番組で討論されるほどの「一大事件」となった。ロナウドの代理人、ホルヘ・メンデスは「次にパーティをする時は、俺がオーガナイズする」とロナウドに話し、今回の騒動に渋い顔をしたことが報じられている。
レアルのサポーターは「おまえらの笑顔は、俺たちの屈辱だ」との横断幕を広げ、その憤りをぶつけている。レアルの選手とサポーターの笑顔が再び一つになる日はいつになるのか。
一番の近道は、目の前にあるチャンピオンズリーグで結果を出すことだ。レアル・マドリーは、背水の陣でシャルケとの対戦に臨む。
【了】
フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→