手堅い守備で安定感を得たシャルケ
ロベルト・ディ・マッテオ監督【写真：Getty Images】
チャンピオンズリーグ（CL）のベスト16、1stレグ。18日の2日目はシャルケ対レアル・マドリー、バーゼル対ポルトの2試合が行われる。
昨シーズンのベスト16でも対戦したシャルケとレアル・マドリー。1stレグは今季と同じくシャルケのホームで行われたが、ベンゼマ、ベイル、クリスティアーノ・ロナウドの3人が揃って2得点を挙げてマドリーが6-1と圧勝。
第2戦も3-1でロナウドの2得点とモラタの得点でマドリーが3-1と快勝を収めて2戦合計9-2。マドリーはその後、ドルトムント、バイエルンとドイツ勢を撃破。決勝ではアトレティコ・マドリーを破って通算10度目のCL制覇を遂げた。
今季も下馬評ではマドリーの有利とみられるが、ウィリアムヒル社のオッズでもシャルケに8倍、ドローに4倍、マドリーに1.44倍とそれを示している。
しかし、今季の1stレグは5点差も付くほどの試合とはならないかもしれない。
シャルケは、10月に就任したロベルト・ディ・マッテオ監督の下、手堅い守備からのカウンター戦術を採用。就任当初こそ安定せず、11月25日のグループステージ第5節チェルシー戦ではホームで0-5と大敗を喫したが、ここに来て安定感を得た。
ブンデスリーガ後半戦では、4試合で2失点。バイエルンとのアウェイ戦でも1-1で引き分けに持ち込んだ。
さらに昨シーズンと大きく異なる点は内田篤人の存在だろう。1-6と大敗を喫した昨シーズンの試合では内田は不在だった。
もちろん、内田に代わって右SBを務めていたのは本職がCBでより守備能力の高いヘーベデスでありながら、対面のロナウドに2得点を許しているため、「内田ならロナウドを止められる」とは言い切れない。
