「彼は少ないチャンスをゴールに結びつける」
シャルケは番狂わせを起こせるだろうか。
2月16日付のキッカー紙に、チャンピオンズリーグについてのコラムを寄せた前バイエルン監督のハインケス氏は、その中で「今シャルケのチャンスはより大きくなっている」とした。
シャルケは18日、欧州CLの決勝ラウンド1回戦をホームで、レアル・マドリーと戦う。昨季と同様の顔合わせである。
ハインケス氏は「シャルケにとってレアルに対することは当然のことながら大いに期待出来るものではない」と前置きはするものの、「今回は昨年のような大敗(ホームで1-6、アウェイで3-1)はない」とする。
昨季王者は怪我人の問題に悩まされて難しい局面にある、というのが主な理由だ。それでもシャルケは「最大の集中」や「結集したコレクティヴィティによる戦術的な規律の成果」が必要であると、ハインケス氏は考えている。
そこでキッカー紙が注目したのは、フンテラールである。同紙はフンテラールを「希望の担ぎ手」として取り上げた。ブンデスリーガ後期開幕戦のハノーファー戦での退場処分により、フンテラールは4試合の出場停止処分が下されたが、チャンピオンズリーグについては出場可能となっている。
0-1で敗北したフランクフルト戦の後で、バルネッタは同紙に対して「我々は皆知っているよ。我々にはフンテラールがいるということを、そして彼がチームにとってどれだけ重要なのかということをね」とコメントを残した。
キッカー紙は、シャルケの選手達はレアルに対しておそらくフェスティバルのようにチャンスを多く作れないので、ゴール前での効率が問われる、と見ている。そしてバルネッタは「彼(フンテラール)はいつも少ないチャンスをゴールに結びつける」と考えている。