元イングランド代表主将のMFデイビッド・ベッカム氏が1995年1月に1ヶ月の期限付きで移籍した当時4部のプレストンで試合勘を養っていた当時の契約書が公開され、週給400ポンド(約7万3000円)だったことが明らかとなった。16日の英紙『テレグラフ』などが報じた。
マンチェスター・ユナイテッドでは17歳でデビューしたベッカムだが、当初はカップ戦のみの出場に留まっていたため、アレックス・ファーガソン監督(当時)は試合勘を養わせようと、1995年1月に19歳のベッカムを4部のプレストンに1ヶ月の期限付きで移籍させた。
するとベッカムは5試合で2得点を決めて結果を出し、シーズン終盤にユナイテッドでプレミアリーグデビューを果たした。
プレストンでの基本給は週給400ポンドで、それに加えて出場費として50ポンド(約9000円)のボーナスが支給されていた。
1888-89年シーズンにイングランド・リーグの初代王者に輝いたことでも知られるプレストンは、マンチェスター郊外に本拠地を置くクラブで、昔からユナイテッドの選手やコーチが行き来するなど、密接な関係にあった。
16日に行われたFA(イングランド協会)カップ5回戦で、43年ぶりに実現した直接対決ではユナイテッドが3-1で勝利したが、同試合に向けて様々な話題が持ち上がり、プレストンのクラブオフィスに飾られているというベッカムの当時の契約書もその一つとして取り上げられた。
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