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チェルシー攻守キーマンがPSG戦で仏に凱旋。指揮官絶賛の両選手は先発濃厚

text by 編集部 photo by Getty Images

チェルシー攻守キーマンがPSG戦で仏に凱旋。指揮官絶賛の両選手は先発濃厚
PSG戦で先発出場が見込まれるDFズマ【写真:Getty Images】

 イングランドのチェルシーは現地17日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)でパリ・サンジェルマン(PSG)と戦う。所属選手の中から敵地フランスに縁の深い攻守のキーマンが試合に向けて意気込みを語った。

 会見に臨んだDFクルト・ズマはフランス代表の20歳。ジョゼ・モウリーニョ監督からはレアル・マドリーに所属するラファエル・ヴァランヌとともにベストヤングDFと高く評価される逸材で、さらには1998年W杯でフランス優勝の立役者でありクラブレジェンドでもあるマルセル・デサイーの再来と呼ぶ声もあがる。

「彼と比較されることはとても誇らしい。デサイーのプレーはあまり見たことがないけれど、すごい選手だったことは知っている。自分はまだ彼と比べられるには早すぎると思う。トレーニングを続けて、より高いレベルで力を発揮できるよう準備に励みたい。僕たちはただ勝つだけではなく、内容も伴わなければならないチームなんだ」

 ズマは今季シーズン途中からモウリーニョ監督に信頼される選手に成長。イングランド代表DFガリー・ケーヒルに代わって、ズラタン・イブラヒモビッチやエディンソン・カバーニら世界屈指のタレントを誇るPSG攻撃陣のストッパー役として期待が高まっている。

 モウリーニョ監督から絶賛されているのはズマだけではない。攻撃の要としてチームをけん引するベルギー代表のMFエデン・アザールもフランスとの繋がりが深いプレーヤーのひとりだ。

 アザールは14歳の時に仏リールの下部組織に加入。2007年にトップチームでデビューを果たすと、2011-12シーズンから2年連続のフランスリーグMVPに輝いた。シーズン終了後にチェルシーに移籍すると、持ち前の攻撃力に磨きがかかり、昨夏にはPSGから莫大なオファーを受けた(12日にチェルシーと5年半の新契約を発表)。

 英紙『デイリー・メール』によれば、アザールはモウリーニョ監督からスペイン2大クラブに所属するエース級の得点力を求められている。

「監督からは(クリスティアーノ・)ロナウドや(リオネル・)メッシのようにプレーするよう言われた。前回の敵地でのPSG戦では厳しいマークを受け、より正確で巧みなプレーを見せることが出来なかった。多くのチャンスを作り出すことも重要だと思うが、ファウルを受けてFKやPKを得るだけではなく、ビッグマッチで得点が獲れる選手になれるようプレー精度にこだわっていきたい」と語気を強めた。

【了】

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