パリ・サンジェルマン戦で復帰が見込まれるFWジエゴ・コスタ【写真:Getty Images】
イングランドのチェルシーに所属するスペイン代表FWジエゴ・コスタが、生まれ故郷ブラジル・セルジッペ州ラガルトの貧困に悩む子供たちに向けて学校を設立したと、英紙『デイリー・メール』が報じている。
1月27日に行われたリバプールとのキャピタルワン・カップ準決勝第2戦で、MFエムレ・ジャンの足を踏みつけてしまい、そのプレーが暴力的行為とみなされ3試合の出場停止処分を受けたD・コスタ。しかし、ピッチ外では慈善活動に励む新たな一面を見せている。
「これは代理人(ジョルジ・メンデス氏)とともに始めたプロジェクトだ。主な目的は子供たちの可能性を広げること。私自身も幼い頃は貧しい環境で育った。彼らにはストリート生活やドラッグから抜け出してもらいたい。元々故郷には何か恩返しをしなければならないと思っていた。ラガルトは小さな町で、少しずつ衰退している。教育機関の存在は彼らに新しいことをもたらしてくれる」と自身の活動経緯を説明。
「現地では優秀な指導者を見つけることができた。子供たちには十分な食料や医療がともなった質の高い生活を送ってほしい。プロ選手になれない子供たちも出てくると思うが、そこで学ぶことでより優れた人間になれる。これは利益が目的ではない。学校を設立できて嬉しく思う」と幼少時代に受ける教育の重要性を訴えた。
D・コスタは現地17日に行われる欧州チャンピオンズリーグ・ラウンド16のパリ・サンジェルマン戦からの先発復帰が見込まれている。
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