左太もも負傷で離脱が決まったガブリエル・パレッタ【写真:Getty Images】
負傷者続出のミラン守備陣が緊急事態に陥っている。16日、ミランはクラブ公式HP上でアレックスとガブリエル・パレッタの負傷について明らかにした。
アレックスは15日のエンポリ戦に先発出場したが、前半早々に負傷交代していた。相手選手との接触で鼻を骨折していた同選手はすでに手術を受けている。
パレッタは試合終盤に左太ももを痛めてピッチを後にした。左大腿二頭筋の負傷と見られており、7日以内に精密検査を受けるという。
16日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、アレックスはフェイスマスクを着用すれば22日のチェゼーナ戦にも出場可能と見られているが、実際にプレーできるかは不透明だ。
パレッタは2週間ほどの離脱になると同紙は伝えているが、回復が予定より早く進んでチェゼーナ戦までに復帰できたとしても出場停止でプレーすることはできない。
フィリップ・メクセスが先月24日のラツィオ戦で暴力行為を働いたことによる出場停止でチェゼーナ戦まで起用できない他、クリスティアン・サパタ、クリスティアン・ザッカルド、ダニエレ・ボネーラの3人も負傷中のためチェゼーナ戦は欠場濃厚だ。
イグナツィオ・アバーテとマッティア・デ・シリオも不在で、エンポリ戦はアディル・ラミが右SBに入ったが、CBとして起用可能な選手がラミとサルバトーレ・ボッケッティしかいなくなってしまった。
ミランは年明け以降無失点に抑えた試合がなく、守備の改善は急務だが、それどころではなくなってしまった。フィリッポ・インザーギ監督はこの緊急事態にどのような決断を下すのか、アレックスの出場可否も含めて注目が集まる。
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