チームの勝利を喜ぶファン・ハール監督【写真:Getty Images】
イングランド・FAカップ5回戦が現地16日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドは敵地で3部リーグに所属するプレストンと対戦し、3-1の勝利を収めた。試合後、ユナイテッドのルイ・ファン・ハール監督が逆転勝ちでベスト8入りを決めたチームの奮闘を賞賛している。
オランダ人指揮官はこの勝利をアンビリーバブルなチームスピリットの賜物であると強調。しかし、試合は相手チームに先制を許し、後半途中にファルカオを下げてフォーメーションを変えるまでは攻めあぐねていた印象だ。
「私自身は前半の出来にもある程度満足していた。だが、後半はさらに良くなったね。難しい相手だったが、最後まで試合を投げ出さなかった。失点はアンラッキーによるもの。その後は自分たちの形を変えることが最善策だと思った。(2点目の)フェライニのゴールは練習のときからやっているプレーだ。(クロスを挙げた)バレンシアにも感謝しているよ」
控えからの出場が多いフェライニの大仕事には指揮官も目を細める。「当初は彼が望むポジションでプレーさせようと考えていたが、今はそれを保証することができない。しかしこれは戦術的なことであって、私自身の問題」とシーズン中盤の終わりに差し掛かる時期にチームの中心が固まっていないことを示唆。「いかに上手くプレーするかよりもスピリットを見せる方が重要」と最後は精神面の強さを勝因に語った。
準々決勝の組み合わせ抽選はすでに行わており、ユナイテッドは歴代最多優勝回数で並ぶアーセナルと対戦することが決定。就任初年度は常にタイトルを獲ってきたファン・ハール監督が、アンバランスな戦力を抱えるなかで連覇を狙うライバル相手に活路を見出すことができるか注目である。
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