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本田圭佑 10年前

チーム最低点も。守備で貢献もチャンス作れず、地元紙は本田に厳しい評価「SBではないはず」

セリエA第23節、ミランはエンポリと1-1のドローに終わった。この試合、79分までプレーした本田圭佑に対して地元紙は一様に厳しい評価。守備に貢献したものの、攻撃面で効果的なプレーができず、チーム最低点を与えたメディアもあった。

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

「存在が感じられず、そして決定力がなかった」

チーム最低点も。守備で貢献もチャンス作れず、地元紙は本田に厳しい評価「SBではないはず」
本田圭佑【写真:Getty Images】

 ドローに終わったエンポリ戦から一夜明けた16日、地元紙は本田に対して厳しい評価を下し、中には退場したディエゴ・ロペスを差し置いて最低点をつけたところもあった。

 守備や組み立てで奮闘した本田ではあったが、そんなところを評価するのは少数。むしろチャンスを作れなかったことを厳しく批評され、守備への貢献についても「サイドバックをやるためにピッチに送り出されたわけではないはずだ」とばっさりやられた。

 以下は各紙の評価及び評点。

ガゼッタ・デッロ・スポルト 4(最低点)

「おのれ自身のジャングルの中にいる日本人。本田は迷い込み、脱出のための小道を見つけることはなかった。創造性はゼロで、マリオ・ルイに攻め込まれていた。彼はベイルではないというのに」

コリエレ・デッロ・スポルト 5

「もはや彼ではない。オーストラリアから疲れきって戻ってきた」

トゥットスポルト 5

「存在が感じられず、そして決定力がなかった。その状態の中でこの日本人は守備にも貢献する。ただ、サイドバックをやるためにピッチに送り出されたわけではないはずだ」

コリエレ・デッラ・セーラ 5.5

「パスをつないでゲームを組み立てようとした。ただ守備におけるタスクへの取り組みで、もともと少なかったエネルギーをさらに多く搾り取られた」

【了】

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