重要となる2列目のパフォーマンス
ステパネンコ不在となる4-2-3-1の中盤の底2枚を務めるのはブラジル人のフェルナンドとフレッジだろう。22歳のフェルナンドはすでにブラジル代表デビューも果たしており、優勝した母国開催の2013年コンフェデレーションズ杯ではメンバーに名を連ね、グループステージのイタリア戦で途中出場している。
21歳のフレッジもインテルナシオナルから今夏シャフタールに加入する際に1500万ユーロ(約19億1000万円)という金額を付けられるなど、期待の大きい若手だ。それでも、世界最高峰の中盤を誇るバイエルンの圧力に耐えられるかは未知数といえる。
かつては世界最高峰の右SBと謳われたダリヨ・スルナも32歳。チームへの影響力と安定感は健在ながら、バイエルンの戦術的キーマンでもあるベルナトとHSV戦で復帰したリベリによる左サイドコンビとのマッチアップとなれば抑えるのは至難だ。(ゲッツェでも同様だが…)
それだけに、ベルナール、アレックス・テイシェイラ、ドグラス・コスタ、タイソンらブラジル人アタッカーで形成される2列目のパフォーマンスが重要となる。
いずれにせよ、2ヶ月以上に及ぶ休暇明けの初戦がバイエルンというのは、個でも組織でも大きく力の劣るシャフタールにとって厳しい。
2ndレグが“消化試合”とならないためにもチーム全体で奮起することが求められる。
【了】
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