パトリック・クライファート(中央)、ファビオ・カンナバーロ(右)とともに写るビー・テチャウボン氏(左)【写真:Getty Images】
ビー・テチャウボン。ミランの新たなオーナーとなるかもしれない男の名前だ。
イタリアTV局『メディアセット』などを含む複数のメディアは、タイの投資家であるテチャウボン氏がミランの株式保有を狙っていると報じた。タイの『バンコク・ポスト』によれば、同氏は「私は10億ユーロ(約1300億円)で株式の過半数を保有することを提案したよ」と語っている。
同氏は2014年の12月にタイでファビオ・カンナバーロやルイス・フィーゴがプレーした親善試合「グローバル・レジェンズ・シリーズ」のスポンサーでもあった人物である。その際にミラン買収についてコメントしており、「8億ユーロから9億ユーロを求められた。高すぎるよ」と明かしていた。2ヶ月が経ち、戦略が変更されたのだろうか。
しかしながら、ミランの保有元であるイタリアの投資会社「フィニンヴェスト」は、同クラブの売却を否定しているようだ。同社はミラン株式の過半数を売却することは希望していないとみられている。
近年、低迷にあえぐミランだが、ついにシルビオ・ベルルスコーニがクラブを手放す時はやってくるのだろうか。
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