ユナイテッドのファン・ハール監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドを率いるファン・ハール監督は、来夏の補強でMFの獲得を再優先に考えているようだ。現地時間15日、FAカップのプレストン戦の前日会見で明かした。
ファン・ハールは「クリエイティブ(創造的)なMFの獲得が夏の最優先事項」とコメント。「中盤にバランスが必要なんだ」とその理由を明かしている。
ウェイン・ルーニーをMFとして起用していることについては「ほかにいない」と、苦肉の策であることも指揮官は認めている。
このオランダ人監督はこのところ3−5−2や4−1−3−2といったシステムを使い分け、攻撃的なスタイルを求めている。その中でも好守のバランスを取る役割として、ルーニーを本来のストライカーのポジションから外しているという。
「(MF起用について)ルーニーは満足しているよ。もし、そうでないなら私のところに来て何か言ってくるはずだ。しかし、彼は何も言ってこない」
ユナイテッドはファン・ハール監督就任後、ローマのケビン・ストロートマン、ユベントスのポール・ポグバといった選手の獲得が噂されていたが実現していない。この冬にはダレン・フレッチャーも移籍し、MFの頭数は減っている。
モナコからローンで加入のFWラダメル・ファルカオ、レアル・マドリーへと貸し出しているFWハビエル・エルナンデスに関しても今季終了後に退団すると噂されている。そうなればFWとMFを兼任しているのルーニーへの負担はより一層大きくなりそうだ。
ユナイテッドはファルカオやアンヘル・ディ・マリア、ルーク・ショーらを大量補強した昨夏に続き、今夏も移籍マーケットでは主役に踊り出るのだろうか。
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