「暖めあうというか、ポジティブにものを考えていくべき」
「一致団結しないといけない」と本田は語る【写真：Getty Images】
「全盛期のファンは試合中の時間帯によってあんまり良くなかったとき、どういうふうなアクションを起こしているのかが知りたかったですね。その雰囲気で、逆に後ろが何のためらいもなくゆっくり繋いでいたんであれば、全盛期のメンタリティはすごいなと思いますけど、今はそうじゃないと。
今と昔のファンのアクションは、おれ絶対違うなと思いますけどね。今のファンは、本当にシビレを切らしてしまって、ある種ちょっとこう罵声に近いようなのも感じられるんで、本当の愛情の叱咤ではないなというふうに感じる部分は…。
それで選手が上向きになるんであればどんどんやればいいけど、それでじゃあ自信なくして、つなげるところをロングキックに頼ってしまうとか。じゃあそれで相手にまた簡単に拾われてしまう」
――前回の試合では、サポーター席に挨拶に行っていたが？
「やっぱり一致団結しないといけないと思うんですよ。みんながミランを勝たせたい、再建させたいという気持ちは一緒でしょ？
それで全然違う方向を向いている人間がいるんであればそれは違うし、その思いっていうのはあるわけなんでね。そういうのを悪い方向に使うんじゃなくて、やっぱり暖めあうというか、ポジティブにものを考えていくべきですよね」
【了】
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