現役引退を決断した杉山新【写真:Getty Images】
FC岐阜は15日、DF杉山新の現役引退を発表した。
柏レイソルの下部組織で育ち、柏のトップチーム、ヴァンフォーレ甲府、大宮アルディージャ、横浜FC、FC岐阜と渡り歩いた杉山は、甲府に所属していた2003年に1型糖尿病を発病。以降は病と闘いながら現役選手として活躍し、Jリーグ通算333試合出場5得点を記録した。
杉山は16年間のプロ生活を振り返り、「1型糖尿病を発症した際に、僕の想いを受け止めて、サッカーを続けさせてくださった関係者の皆様に感謝しております。そして、一番近くで見守り、支えてくれた家族に感謝しています」とコメントを発表している。
今後については「この16年間、様々な経験をさせて頂きました。そのどれもが僕の財産です。これからはその経験を子どもたちに伝えていきたいと思います」と述べ、関東圏をメインに展開するマルバサッカースクールで指導者の道を歩み始めることを明らかにした。
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