後半戦の巻き返しを信じるミランのフィリッポ・インザーギ監督【写真:Getty Images】
ミランのフィリッポ・インザーギ監督は後半戦の巻き返しを諦めてはいない。14日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』がコメントを紹介した。
セリエA第23節でエンポリと対戦するミラン。指揮官のインザーギ監督は前日記者会見で「我々はもうポイントは落とせない。勝利のために全てを捧げなければ」と気を引き締めた。
「自分たちのクオリティを最大まで引き出すことを考えよう。そして、明日はチームが素晴らしいサッカーを展開することを願うよ」
また、インザーギ監督は今は目の前の試合に集中していくべきだと述べた。
「今は順位表を見るのは正しくないだろう。先日のユベントス戦で部分的にみせた信念を再び見つけなければならない。カンピオナート(リーグ戦)が終了した時に順位表は見よう。今は16試合全てに勝利することを信じなければいけないんだ」
ミランは当時マッシミリアーノ・アッレグリ監督が率いていた2012-2013シーズンにも、後半戦で驚異の巻き返しを成し遂げてチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。同シーズンは第23節以降10勝1敗5分と、後半戦だけであればリーグ最高の成績を叩きだしている。
エンポリ戦では新加入のFWマッティア・デストロ(23)がワントップに入り、FWジェレミー・メネズ(27)がトップ下を担う4-2-3-1の布陣を敷くとみられている。日本代表MF本田圭佑(28)は右ウイングにて先発出場の予定だ。果たして、インザーギ監督は2年前のように驚異的な追撃をみせることはできるのだろうか。
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