この日4得点を含む全得点に絡んだFW李忠成【写真:Getty Images】
【清水エスパルス3-5浦和レッズ Jリーグ・スカパー! ニューイヤーカップ 最終節】
Jリーグ・スカパー! ニューイヤーカップの鹿児島ラウンド最終節が14日に開催され、浦和レッズは清水エスパルスと対戦している。
新戦力を多く起用した11日の磐田との試合では、うまくかみ合い3得点と相手を圧倒した。中3日で3試合行っているが、西川、槙野、森脇、石原は全試合で先発出場となっている。
静かな立ち上がりとなったが、18分に試合が動く。古巣相手に先発出場を果たした新戦力高木の左CKから中央の李が合わせてゴール。浦和が先制する。
その後は浦和がボールキープし、徐々に清水ゴールに襲い掛かる。そして、24分に再び李。橋本のクロスを頭で決めて追加点を挙げた。第1節でロアッソ熊本相手に無得点だったFWがこの日は2得点の活躍をみせる。
2点をリードした浦和は指宿でのトレーニングキャンプ中でさらに試合間隔が短いこともあり、鈴木啓太、石原、高木の3人を一気に交代。柏木、武藤、梅崎が投入される。
29分には李が落としたところに武藤が走りこみ、交代後いきなりゴール。これで3点差に。このまま浦和の大量得点かと思われた。
しかし、清水の前線からのプレスに浦和がバランスを崩し立て続けにピンチを迎える。32分には大前に2度の決定機を与え、36分にも大前がシュートを放つ。西川の好セーブでなんとか防ぎ切ったものの、この後も修正できず試合は進む。
そして43分には清水の白崎のスルーパスに右サイドを村田が駆け上がり中央へクロス。これを大前が決めて1点を返し、前半を終えた。
後半開始後も清水優勢で始まったが、54分に浦和はカウンターから追加点。李が決めてハットトリックを達成する。再び3点差にリードを広げた。
65分にも再び李が決めて、この日4点目。ズラタンを獲得したFW陣のポジション争いの中で大きくアピールした。
思わぬ大量失点となった清水も66分に阿部のパスをカットした村田がゴールし、2点目。さらに79分にも大前が決めて2点差まで詰め寄る。
粘りを見せた清水だったが、試合はこのまま終了。5-3で浦和が乱打戦を制し勝利している。
この結果、浦和は2勝1分で同大会の鹿児島ラウンド優勝となった。対する清水は全敗で最下位となっている。
浦和はこの後、Jリーグ開幕より一足先の25日にアウェイでアジアチャンピオンズリーグの水原三星戦を迎える。
【了】
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