ロイスの“BVBからBVBヘの移籍”が決定
今週、ドイツで最も大きな話題の1つとなったのは、2月10日にマルコ・ロイスがボルシア・ドルトムントとの契約を2019年6月30日まで延長したことである。
翌11日付の独大衆紙ビルトは、「人生に対する決断」というロイス自身の言葉を見出しとして掲載し、大きく取り上げた。11日付のルール地方の地元紙デュッセルドルフ・エクスプレスも、ビルト紙とほぼ同様の見出しで大きく報じている。
また、ドルトムントがロイスとの今回の契約に契約解除条項を盛り込まなかったことも、1つ注目点となっている。ビルト紙は「2部リーガにも対する2019年までの契約」と記した。
仮に今季終了後にチームが2部に落ちたとしても、契約は有効のままということだ。デュッセルドルフ・エクスプレス紙も「代表選手は契約解除条項なしで2019年までBVBとの契約にサインをする」と小見出しを付けている。
クロップは「我々にとって喜ばしいね。そしてマルコにとってもだ! 正しい決断だよ!」と、ドルトムントの社長であるハンス・ヨアヒム・ヴァツケ氏は「今や彼はドルトムントで1つの時代を作り出すことが出来る。ハンブルクでのウーヴェ・シーラーや、リバプールでのスティーブン・ジェラードのようにね」とビルト紙にコメントを残した。
このようなロイスのドルトムントとの新たな契約の締結は、冬の移籍市場の期限が閉じて間もないこともあり、どこかドルトムントに誰かが新しく移籍加入したかのような印象もこちらに与える。すこし強引かもしれないが、ロイスのBVBからBVBヘの移籍が決定した、といったところだ。