ニューヨーク・シティのFWビジャ【写真:Getty Images】
アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)に2015年度シーズンから新たに参入するニューヨーク・シティFC(NYCFC)は現地10日、プロクラブとして初の親善試合を行った。英紙『デイリー・メール』が伝えている。
NYCFCは、プレシーズンマッチの一環として、姉妹クラブであるイングランドのマンチェスター・シティの練習グラウンドでスコットランド1部のセント・ミレンFCと対戦。試合は元バルセロナのFWダビド・ビジャがデビュー戦でチーム1号となるゴールを決め、NYCFCが2-0の勝利を収めた。
記事によれば、この親善試合は、マンチェスター・シティに所属するMFフランク・ランパードがシーズン終了後にNYCFCへ加入することから、NYCFCの選手たちに200万ポンド(約370億円)の予算をかけて建設されたトレーニング施設利用や将来のチームメートとの交流を可能にさせるため実現したもの。
しかし、当の本人は11日に行われるリーグ戦(対ストーク)を控え、マンチェスターから50マイル(約80キロ)離れた遠征先に滞在しており、親善試合を観戦することはできなかった。
MLSの公式サイトは、NYCFCのジェイソン・クレイス監督の試合後コメントを紹介。「私が理想とするプレースタイルにかなり近かった。ボールは流動的に動かすことができた」とポジティブな要素を語る一方で「いくつか相手に危険な場面を作られた。選手たちはもっと時間を共有する必要がある。開幕までの数カ月で完璧に仕上げるのは厳しい」と新参入クラブのマネージメントの難しさを口にした。
チーム主将を務めたビジャは「クラブにとって素晴らしい日になった。強豪相手に勝利したことも良かった。クラブの歴史上で最初のゴールを挙げられたことは嬉しい。この瞬間を待っていたんだ」と初陣での活躍を喜んだ。
MLSの2015年シーズンは現地3月6日に開幕。NYCFCは8日にアウェイで元ブラジル代表のMFカカが所属するオーランド・シティと対戦する。
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