フィンランド・ヴェイッカウスリーガのHJKヘルシンキは10日、日本人MF田中亜土夢の獲得を発表した。
田中は昨季限りでアルビレックス新潟を退団し、その際海外挑戦を明言していた。
HJKは田中との契約を1年延長オプション付きの1年契約と明らかにしている。
クラブOBの元フィンランド代表で、現在HJKの最高経営責任者を務めるアキ・リーヒラハティ氏は「非常にレベルの高いJリーグでプレーしていた攻撃的MFを最高の年齢で獲得できた。彼は編成中の新チームにおいて素晴らしい人材で、移籍市場におけるクラブの方向性と完璧に合致する」と田中を絶賛している。
すでに正式契約を済ませ、現地でチームに合流している田中は、古巣・新潟の公式HP上で「このたび、HJKヘルシンキと正式契約をしました。チームとこの契約に携わっていただいたみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。
ヘルシンキから新たな一歩がはじまります。 雪が降り、海があり、人の心にあたたかさがあるこの街は、新潟と似ているような気がして親近感が湧いています。
この街のみなさんの優しさと僕を必要としてくれたチームの期待に応えるために、しっかりと結果を出して、勝利のためにがんばろうと、強く思っています」と決意のコメントを発表している。
フィンランドリーグは4月に新シーズン開幕を迎え、10月までリーグ戦を行う。現在はリーグカップが行われており、HJKは13日に昨季1部9位のロヴァニエメン・パロセウラと対戦する。
リーグ優勝27回、6連覇中の名門HJKには将来的にチャンピオンズリーグ出場の可能性もあり、田中が欧州最高の舞台で活躍する姿を見られるかもしれない。
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