リバプールのFWスターリッジ【写真:Getty Images】
現地10日に行われるプレミアリーグ第25節でトッテナムと対戦するリバプールのブレンダン・ロジャース監督は、相手チームのエースを評価する一方で、自軍のストライカーが英国ナンバー1だと主張している。英紙『デイリー・エクスプレス』が報じている。
イングランド国内では現在、代表チームの9番に相応しいのは誰かという論争が巻き起こっている。渦中の選手は、リパプールのダニエル・スターリッジとトッテナムのハリー・ケインだ。
リバプールのロジャース監督はこの話題について「英国人FWの台頭は代表でダニエルの助けになる。だが、彼より優れたストライカーは他にいない」とスターリッジこそがイングランドのベスト選手であることを主張。
「彼は試合に必要な全てを兼ね備えている。もしコンスタントにプレーすれば、ゴールをハイペースで量産できる。彼は生粋の点取り屋だ」
今季は太ももの負傷でシーズンの大半を棒に振っているスターリッジ。25歳の左利きストライカーは、巧みなドリブルとクイックネスを武器に、昨季自身キャリア最高の21得点(29試合)を記録した。
対するケインは、空中戦の強さや敵を欺きながらスペースを作る上手さを特徴にもつU-21イングランド代表選手。今季リーグ24節終了時点で20試合に出場し、12得点を挙げている。
リーグ公式サイトによれば、昨季のスターリッジと今季途中までのケインは、得点の時間帯に違いがある。前者は前半の得点が全体の71%を占め、後者は後半の得点が全体の58%を占める。1試合の平均得点は0.72と0.6で両者の差はほとんどない。
3月のユーロ予選リトアニア戦には2人の招集が濃厚。統計の数字を参考にすれば、スターリッジとケインは、試合全体を通して得点が期待できる2トップになる可能性がある。“スリーライオンズ”のエース候補は、ライバルの目の前でゴールを決め、ロイ・ホジソン監督にアピールすることが出来るだろうか。
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