シェフィールド・ウェンズデー【写真：Getty Images】
イングランド2部リーグ、シェフィールド・ウェンズデーのサポーターが、昨年12月20日に敵地で行われたフラムとのリーグ戦（4-0でフラムが勝利）で、フラムの観客席に向かってミカンを投げたとして、3年間のスタジアム出入り禁止処分に科された。9日の英紙『メール』などが報じた。
29歳の同ファンは防犯カメラによって特定され、試合中に警備員によってスタジアム外へと連れ出されていた。フラムに起訴された同ファンは、ロンドンのハマースミス治安判事裁判所に出廷し、「ミカンか、それらしきものを投げたかもしれない。バカなことをした」などと供述。裁判官のケイト・タルク氏はサッカー観戦犯罪法に基づき、同ファンに360ポンド（約65000円）の罰金と3年間のスタジアム出入り禁止処分を科した。
検察官のマラキ・パッケナム氏は裁判所で、「どうでもいい話かもしれませんが、この季節にミカンの取得は非常に困難であるため、投げたものはオレンジだった可能性があります」と、ユーモアを交えて同ファンに追い打ちをかけた。
一方、タルク裁判官は「あなたはバカなことだと言ったが、あなたの行為は重大な問題を引き起こしかねなかった。仮に投げた果物が相手ファンに当たっていたら、彼らが怒りと共に応酬していたかもしれない。物を投げる行為は非常に由々しき犯罪行為だ」と厳しく反省を促した。
【了】
フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→
