ブンデスリーガ2部の第20節が現地時間7日に開催され、MF田坂祐介の所属するボーフムはアウェイでウニオン・ベルリンと対戦して1-2で敗れている。
同試合で前半7分に突然審判が試合を中断。ベンチにいたウニオンの選手、スタッフが全員ピッチに入るという事態が発生した。
しかしドイツ紙『ビルド』によれば、この行為は抗議などではなく、先日悪性腫瘍が見つかったウニオンのMFベンジャミン・ケーラーの回復を祈ってのことだという。
「7」は、ケーラーの背番号であり、その番号にちなんで前半7分にウニオンの選手たちは試合を中断。さらに全員が「7」の書かれたTシャツを着て、スタンドで観戦していたケーラーに向かい「一緒に戦おう」と示した。
ケーラーはリンパ癌と診断されており、すでに治療は始めている様子。
このクラブの行動に対戦相手であるボーフムのサポーターも共感。共に「ベニー・ケーラー」というチャントを合唱したようだ。
対戦相手だけではなく、シャルケやケルンなどブンデスリーガ各チームもこの行動を『ツイッター』を通じて称賛。同時に、ケーラーおよびウニオンに声援を送っている。
なお、田坂は足首関節の負傷により欠場している。
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